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不妊症 :生理痛(月経痛、月経困難症) 改善法

2008年05月13日


生理痛について


「生理痛で毎月会社は休むの」「生理痛あるけど、鎮痛剤でおさまるから、気にしてなかったけど、最近鎮痛剤も多く飲まないと効かなくなってきた」「生理痛ってみんなあるんですよね?」って……。
痛いのが当たり前なんて、そんなわけないんです。
痛みがあるのは、そこに必ず原因があるからです。
中には子宮筋腫や子宮内膜症などの可能性も。
痛みは体の中からの信号です。無視せず、体の「助けて」という声を聞きましょう。

 <月経痛(月経困難症)>                             
月経痛とは、月経時期、またはその前後に下腹部や腰部に痛みが出て、ひどいときには耐えられないほどの激痛となり、生理の周期に合わせて現れる症状のことをいいます。

中医では「痛経(つうけい)」または「経行腹痛」といいます。
あまりに強い痛みなら子宮内膜症や子宮筋腫などの可能性もあります。

  ★子宮内膜症:原因ははっきりわかっていませんが、月経時に卵管から月経血の逆流や、女性ホルモンのバランスの崩れ、ストレスなどの原因説があります。
なんらかの原因により子宮内膜の増殖細胞が、卵管や卵巣、ダグラス窩、その他の場所で繁殖してしまい、月経の時に子宮内膜の増殖とともに増殖してしまいます。
近年初潮が早く出産が遅いためや、環境汚染、食生活の乱れ、ストレスなどにより、急増しています。
卵巣チョコレート嚢腫なども内膜症の一種です。

  ★子宮筋腫 :子宮にできた筋腫。子宮内膜の面積が増えるため出血量も多い。
筋腫の部分だけ月経より先にはがれて出血が起こることがあり、月経が早まったようなこともあります。
 

 <症状>
 下腹部の痛み、その痛みはひどい時には腰や足、脇や胸、背中に及ぶこともある。

 <主な原因>

 ● 西洋医学の考え
  子宮内膜から分泌される痛み物質(プロスタグランジン)により、子宮が収縮、血流悪化。
  胃腸の蠕動運動を強く促した時には、胃痛、吐き気、下痢なども起きる。
  全身の血流が悪くなると腰痛や肩こり、頭痛も起きやすくなる。
 (改善方法)
  鎮痛剤投与、ピルや点鼻薬にて月経停止(偽閉経)など

 ● 中医学の考え
  気血の流れの障害による。
  他にも冷え症があったり肩こりがあったりしませんか?

   一) 実痛「不通則痛:通ぜざれば則ち痛む(気血が通じなければすなわち痛む)」
        刺すような痛みまたは絞るような痛みとともに張りも強く、抑えると余計に痛む。
        多くは月経前、月経期に見られる。
       1 熱痛…刺すような痛みまたは焼けるような痛み、温めると余計に痛みはひどくなる。
       2 寒痛…絞るような痛みがあり、温めると痛みが軽くなる。
            下腹部に冷たいかんじがあり、抑えるとひどくなるなら実寒症である。
       3 血オ…痛みが張るより強く、刺すような痛みが続く。
       4 気滞…張りが痛みより強く、痛みが急に襲う。
   二) 虚痛「不栄虚弱:体質虚弱(栄養が足りないために痛む)」
        しくしく痛み、抑えると楽になる。
        多くは月経後、月経期に見られる。
       1 虚寒痛…絞るような痛みがあり、温めると痛みが軽くなる。
         下腹部に冷たいかんじがあり、抑えると楽になるなら虚寒症である。
            
(改善方法)
  1 気滞血オタイプ…ストレスが多くイライラして血流が悪いタイプ
    (症状 )生理前または生理時に下腹部に張ったような痛みがあり、抑えるとひどくなる、
         胸や脇が張って痛い、月経血は少なく少しずつ出て色が暗紫色、または血塊が混じり、
         血塊が出ると痛みが楽になる、舌は暗い紫色、黒い点がある。
         性格的にイライラして怒りやすかったり、極度にストレスがかかっている人に多い。
    (治し方)行気活血、去オ止痛…体の気の流れを良くして血行を良くして痛みをとる。
    (漢方薬)八珍湯、折衝飲、田七人参、婦宝当帰膠、冠元顆粒、散痛楽楽丸など
         (その方の体質により違ってきます。)
    (ハーブ)★田七人参のハーブティー
          少し苦いハーブティーですが、人参の種類の中で痛みを取ったり、血流を良くする
          働きがあります。ココアなどにまぜると飲みやすくなります。
    (食べ物)血流を良くして血液の塊をとる食べ物は青魚やサフランご飯、たまねぎ、ねぎ、
         にんにく、春菊、セロリ、ピーマンなど。         
                   

  2 寒湿凝滞タイプ…冷えにより血行が障害されたタイプ
    (症状 )生理前または生理時に下腹部に冷たい痛みがあり、温めると楽になる、
         月経血は少なく少しずつ出て色が暗紫色、または血塊が混じる、
         舌は暗い紫色、舌の苔が白く厚い。
         ふだんから冷たいアイスや冷たいジュースなどを好み、衣服などもスカートなどで
         体が冷えている人に多い。
    (治し方)温経去湿、活血止痛…体を温め、停滞している余計な湿気をとり血流を改善する。
    (漢方薬)少腹逐オ湯、折衝飲、桂枝茯苓丸、冠元顆粒、血府逐オ丸、婦宝当帰膠など
         (その方の体質により違ってきます。)
    (ハーブ)★はと麦茶、紅茶
          紅茶の性質は「温性」体を温めます。冷たくせず、温かいものを飲んで下さい。
    (食べ物)体を温めるショウガ、ニンニク、ねぎなど。
                      
 
                   
  3 気血両虚タイプ…エネルギー不足と血液不足による栄養不足タイプ
    (症状 )生理期または生理後に下腹部にしくしくした痛みがあり、抑えると楽になる、
         月経血は少なく、色が薄いピンク色、質も薄い、
         顔色が蒼白、倦怠感がある、舌は淡色、舌の苔は薄い。
         ふだんから疲れやすく、立ちくらみなどの貧血ぎみ。
         顔色が白っぽい人に多い。
    (治し方)補気養血、和中止痛…エネルギーと血を補う、胃腸の働きを良くして調和し痛みをとる。
    (漢方薬)黄ギ建中湯+党参・当帰、帰脾錠、十全大補湯、婦宝当帰膠など
         (その方の体質により違ってきます。)
    (ハーブ)★生姜湯
          生姜と黒砂糖は胃腸を養い元気を生み出し体を温めます。
    (食べ物)ショウガ、ナツメ、雑穀などで気血を補います。ナツメのおやつはいかが?
                       
                           
  4 肝腎陰虚タイプ…体質虚弱、肝・腎機能を消耗しているタイプ
    (症状 )生理後に下腹部にしくしくした痛みがある、腰のだるさと足の脱力感、頭がぼーっと
         する、耳鳴、顔色が暗い
         月経血は少なく、色が薄いピンク色、質も薄い、
         顔色が蒼白、倦怠感がある、舌は淡色、舌の苔は薄い。
         年を重ねる毎に生理痛がひどくなったり、だんだん生理の血液が少なくなった人。
    (治し方)調補肝腎…肝腎を調和し衰えた機能を回復し痛みをとる。
    (漢方薬)調肝湯、杞菊地黄丸、六味丸、瀉火補腎丸など
         (その方の体質により違ってきます。)
    (ハーブ)★菊花茶
          菊は肝を養います。
    (食べ物)黒い食材は腎を養います。黒豆、黒キクラゲ、黒ゴマなど。
         そして青いもの、ほうれんそう、枝豆などは肝を養います。      

体質は混ざっているタイプの方が多いと思います。
漢方薬やハーブティーなど、自分に合うもの、季節ごとの養生など、詳しく知りたい方は薬局にご相談ください。


 

なつめ

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黒豆

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