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その他 :頑固なしゃっくり

2013年06月03日

頑固なしゃっくりが消えました。

Before

大学病院からの紹介で、肺がんの手術をした後しゃっくりが止まらなくなり、苦しんでいる、柿のヘタを煎じて飲むように言われました、と患者さんの奥様が見えました。

患者さんの体質や、症状、舌の色など、ご本人がいらっしゃらないので、わかりません。

「とりあえず柿のヘタを煎じて飲んでいただいて、効果がなかったら今度ご本人が来られたらいらしてください」とお話しして柿のヘタをお渡ししました。

柿のヘタは、しゃっくりに効く民間薬としても、昔から飲まれています。

そしてこの方は柿のヘタだけを煎じて飲まれたのですが、2、3日して「全然効きません」とご本人が来店されました。綿毛たんぽぽ

見ると、真っ青な顔色で、痩せて元気がなく、とても冷える、便秘もある、とおっしゃいました。舌の色は真っ赤で苔がありませんでした。

冷える、便秘、舌の色を目標に腸の働きをよくして、潤す漢方処方と、

柿のヘタを一緒にのんでいただきました。

After

そうしたら飲んだら一服であんなに頑固で苦しんだしゃっくりがピタッと止まったそうです。

しかし時間がたつとしゃっくりが出てきますが、この漢方薬を飲むとすぐにピタッと止まるそうです。

来店は体力がなくて大変なので、自宅に来てほしい、というご希望でしたので、それからは1週間に一回訪問し、症状をお聞きし、舌の色を見ながら漢方薬を選んでさしあげ、それからはしゃっくりに悩まされることがなくなり、大変喜ばれました。

先生から一言

しゃっくりは横隔膜の痙攣(けいれん)です。手術のとき、横隔膜を傷つけたり、あるいは冷えからも起きます。

ある人は冷たい水を一気にたくさん飲んだ時からしゃっくりが始まり、2年間止まらなくなったそうです。

暑い季節、胃腸を急に冷やすと、横隔膜の痙攣を引き起こします。

冷たいものには気を付けましょう。

また漢方薬は体質、症状に合わせると効き目が出ます。単純に「○○に効く」と聞いてそれだけを買うのではなく、漢方をよく勉強した、薬剤師や医師に相談すると、的確な漢方薬が出て、早く治ります。

担当 薬剤師 国際中医師 植松 光子