HOME > 不妊症 :漢方薬局での不妊相談
2008年05月13日
また妊娠しやすい食生活、生活習慣、タイミングのとり方などや、漢方薬の服用の説明を加えると、結局1時間くらいは初回の時にはかかってしまいます。
体質にあった漢方薬を出すことは、絶対に3分診療では出せないほど、難しいことなのです。
そして、カウンセリングといえるほどりっぱなものではありませんが、じっくりお話しをすることは、なにより「不妊ストレス」を取り除くためにも、とても必要なことだと考えています。
<女性>
●基礎体温表チェック
●問診:生理のこと、体調のこと、ストレスの大きさ、冷え、のぼせ、全身状態、睡眠など実に多くのことをお聞きします。
漢方においては小さな異常が大きな異常を生むことがあったり、ひとつの臓器は孤立しているのではなく、一つの身体の中で個々に作用しあっていると考えます。これは例えば卵胞の働きは卵巣だけでなく一番遠いところに存在する脳からのホルモンの指令により左右されることや、肝臓に貯蔵される血液は全身を巡っていたり、子宮内膜を形成したりすることなどで、理解できると思います。
●舌診:舌の色・形、苔の色・厚さで内臓の状態がわかる「ベロメーター」
●漢方薬を飲んだことによる体調の変動、基礎体温の変動によりその後調整していきます。
基礎体温表をもとに、その方の生理周期に合わせて漢方薬を飲み分ける「周期調整法」も効果的です。
●タイミング指導:排卵日に合わせてタイミングをとるための指導。基礎体温表、頚管粘液量(夏Dr.指導による奇数律)、排卵検査薬など。
●食事・生活指導:体質・生理周期に合わせた食材・メニュー・生活の指導で妊娠しやすいからだ作りのサポート
●カウンセリング:不安な気持ちの解消や不妊治療の悩みなどの相談にものっています。
<男性>
●問診:検査、既往歴、体調、疲労、ストレス、全身状態など伺います。
その他、生活習慣や体質などについては女性と同じようにお聞きします。
精子が卵子のところまでたどりつくまで、15cm、人間で言えば東京から名古屋まで駆け抜けるとても遠い距離です。その体力、ご主人にありますか??
また男性はとてもナイーブです。精神状態や食事、寝不足などによっても精子の状態は変動しやすいのです。生活改善も指導することもあります。