2008年05月15日
乾燥すると角層にすきまが出来て外から汗やほこりなど異物が侵入しやすくなり、それが刺激となってかゆくなり、掻くのでまた肌に傷が出来てかゆくなる、といった悪循環におちいります。角層には皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質(主成分はセラミド)の3つの保湿成分があり皮膚の潤いを保っています。
アトピーの人は体質的に皮脂が不足していたり、セラミドが少ない、という特徴があり、季節に関係なくドライスキンの状態が続きます。年間を通して保湿を十分すると同時に漢方薬で体を丈夫にすると炎症の起きている肌だけでなく全身、お顔もつやつやしてびっくりするくらいにきれいになります。
乾燥の体質を改善することがアトピーを早く治すコツです。症状にあった漢方薬で血行をよくし炎症をとっていきますと、肌は元気になり健康でつややかな弾力のある肌を取り戻します。野菜をたっぷり食べ睡眠をよく取ることも基本的な体質改善です。
入浴後に肌水分計で肌の水分を1分ごとに測ってみましたが、すごい勢いで水分が失われていきびっくりしました。NHKの「ためしてがってん」でも浴室内でクリームを塗るくらいのほうがいい、と言っていましたがなるほど、と思われました。朝の洗顔後もすぐに保湿しましょう。
アトピーには多くのクリーム類が出ていますが赤みのあるときは冷やしてから皮膚を作る働きのある太乙膏をそっと塗ります。強く塗りますとかえってかゆくなります。掻き傷があるときは抗生物質のゲンタシン軟膏で殺菌すると菌によるかゆみが減ります。
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