2008年05月19日
最近コンビニを経営されている奥様が蕁麻疹で来店されました。忙しくて食事を作る時間がなくて、ご自分のお店で売っているお惣菜を三日続けて食べたら蕁麻疹が出来て、治らなくなった、ということでした。会社員の男性がコンビニの食事をつづけていたらアトピーが悪化した、という例が多くありました(コンビニ関係の方にはごめんなさい)。
コンビニが決して悪いという意味ではありません。忙しい方にはお惣菜が一杯あるコンビニやスーパーの存在は昔には無かった便利なものです。でも決して家庭料理の代りにはならない、ということです。不特定多数の方に安心して食べてもらうには腐らないよう合成保存料が必要ですし、見た目が良いよう合成着色料(たらこなどの赤い色)が必要です。鶏のから揚げのジューシーな感触、肉団子のおいしさ、レタスがしおれない、ゆでうどんの玉がねばねばくっつかない・・・すべて添加物の技です。こうしたものは時々上手に利用すべきであって毎日食べるものではないでしょう。
小腸の内側にある絨毛のひだひだから栄養が吸収されますが、化学薬品である添加物は吸収されずひだに溜まっていき、アレルギー反応を起こすようになります。日本人は一日平均大匙一杯(15g)の添加物をとっています。1ヶ月で450g、1年でなんと5kg!!
元食品添加物日本一の営業マンの安部司さんの書かれた「食品の裏側」<東洋経済新報社>に、ご自分が開発した添加物一杯の肉団子を自分の娘さんが食べているのを見て、思わず「やめろー」と叫んで翌日会社を辞めたことが書かれています。考えたら彼の会社のある市は他よりアトピーが多いとも書いてあります。
調味料やハム、安売りのしょうゆ、お惣菜など買うときによくラベルを読みましょう。調味料、酸味料、乳化剤、PH調整剤、カタカナの薬品名などすべて添加物です。味噌汁も出しの素など使わずに昆布と煮干で簡単においしくできますよ。本物の味を小さいときから味わっていくとおとなになっても家庭料理を大事にする人に育ちます。
小腸のひだに溜まった添加物を取り除くには葉緑素が大事です。緑の野菜を生より温野菜にして毎食食べるほうが効果的です。さらに効果があるのはササの葉緑素で抜群の効果があることが実験でわかっています。
2007年3月21日