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梅雨時の薬膳「梅紫蘇ご飯」

2008年05月15日


梅紫蘇ご飯


アトピー性皮膚炎の人は、やせている人や下痢しやすい、便秘がちなど胃腸の弱い人が多く見られます。食べたものが血になり、肉となり、元気な肌を作ります。まず食欲が出る食事が大事です。

暑い夏はただでも食欲が落ちやすいもの。私はちょっと食欲がないとき、よくこんなご飯を作ります。さっぱりしておいしい簡単薬膳です。

炊き立てのご飯に梅干と刻んだゴマを混ぜ、仕上げに紫蘇を刻んでのせるだけ。
梅は大きな南高梅があればgood! 種ごとご飯にまぜます。茶碗2杯に一個くらい。皮が堅ければ包丁で刻んで種も一緒に混ぜます。「梅干!」と聞いただけで唾液が出てくるでしょ。唾液は消化酵素がたっぷり。食欲を出して消化を助ける大事なものです。

のどが渇いているから、といって冷たい飲み物を食事と一緒に飲んでいては唾液は出ません。種はしゃぶってください。もっと唾液が出てきます。ゴマを香ばしく炒ってからざっくりと包丁で切り、ごはんに混ぜます。ゴマは脂肪油が多く肌を潤します。腸を潤すので便秘にもよく、髪の毛をつややかにし、ゴマの根の煎じ汁はかゆみに効果があります。ゴマは白、黒好みで。

紫蘇を糸のように細く切ってからご飯に乗せて、香りを楽しみながら召し上がってください。紫蘇の葉は軽い風邪を追い出し、憂鬱な気分をよくし、カニ、鯖などのじんま疹やかゆみに効果があります。青紫蘇、赤紫蘇どちらでも。赤紫蘇は漢方薬です。お米は胚芽米や雑穀米がミネラルやビタミンが多く、しかも美味しいので是非毎日食べたいものです。

いかがでしょう?簡単で美味しいアトピー性皮膚炎によい立派な薬膳の出来上がりです。

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