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2012年08月12日
長らく会えず久々に再会した恋人同士、倭(やまと)建(たけるの)命(みこと)が美夜受比(みやずひ)売(め)の着物の羽織の裾に月経の血が付いているのを見て歌った歌があるので紹介します。
(ひさかたの)天の香具山の空を
鋭く尖った新月の鎌のような姿で 渡る白鳥
かき抱きたいと 我はするけれど
共寝をしたいと 我は思うけれど
あなたが着ておいでの 羽織の裾に
月が出てしまっているとは
そこで、御歌に答えて、
(天高く輝く)日の神のご子孫
(国土の隅々で統治なさる)我が大君よ
(新たな)年が来て過ぎていくと
(新たな)月は来て去って行く
まこともっとも当然 あなたを待ちきれないで
私の着ている 羽織の裾に
月が出たのでありましょうよ
このような事をリアルに言葉に出す事を恥ずかしいと思いがちですが、お互いを理解する上でも大切な事かもしれません。
これで二人の距離はより一層縮まったことでしょう。
この後、二人は結婚したそうです。
皆さんも歌を作ってみませんか?