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2012年02月17日
知ってはいても、ちょっと複雑。女性の体の働きを一緒に楽しく勉強しましょう。
「そろそろ赤ちゃんが欲しいな。」という方は、特に必見。
直径3センチ、厚さ1センチのマンゴーの種のような楕円形で、子宮の左右に一つずつあり、卵子を大事に保管してくれているのが卵巣です。
私たち女性は、胎児の時に作られた未熟な卵子(原始卵胞)を一生分持って生れて来ます。
生まれたときには100~200万個もありますが、成長とともに自然に減っていき、排卵を開始する思春期頃には20~30万個にまで減っています。
そして排卵ですが、そのメカニズムはとても複雑です。
脳の視床下部から脳下垂体へ指示が出ると、卵巣へも上手に命令が伝わり、コントロールしながら卵子や卵胞を成長させていきます。
卵巣から脳へも「今、卵を育てていますよ。」とか、「もう、かなり育ちました。」と、みんなホルモンで連絡が届き、約1カ月に1個ずつの卵子が排卵されるのです。
まるで視床下部がボス、脳下垂体が中間管理職で現場の卵巣の働きを管理しているようです。
女性は体の中でも、いつも大忙しなんですね。
ウエマツ薬局 掛上敦子
<写真>
スポイトを使って漢方を飲んでいる赤ちゃん
<参考文献>
・35歳からの妊娠 畑山 博・中山 貴弘著 主婦の友社
・なぜ?どうして?vol・10 医療情報科学研究所編 medic media