2008年05月20日
アトピー:春悪化する理由
今年の春は寒さが続いたと思うと急に暖かくなり、桜は例年になく、遅く咲いたかと思うと見事に咲き誇り、あっという間に散ってしいました。
アトピーも例年になく、急に赤くなった方が多く見られました。
その理由は自然界と密接に関係があります。
冬寒い時は「陰」の季節で寒く、血管も収斂していますが、春になると草木が芽吹くと同じように、体内の「陽気」も動きはじめ、熱がこもってきてアトピーが悪化すると考えられます。
秋、冬は「陰」であり、春、夏は「陽」です。
万物は「陰」から「陽」に変化しています。その変化にうまく対応できないと体が不調をきたし、弱いところに症状が出てきます。
まずは早く起きて朝の太陽の光を浴び、早く体を目覚めさせましょう。
そのためには夜は早く寝ましょう。遅くとも11時には寝ましょう。
夜は「陰」です。水も「陰」です。夜の間に水分が肌を潤します。たっぷり寝て起きた朝は肌がしっとりして化粧のりがいいことを経験されているとおもいます。
逆に寝不足の朝は肌ががさがさしてお化粧がのらないですね。
こもった熱をとる生薬には「牡丹皮」「赤芍薬」」「生地黄」などがあります。
中医学の見方でよく肌をみてもらってこれらの入った漢方薬や中成薬を飲まれるとだんだん改善されることでしょう。
辛いもの、乾いたもの、冷たいものは食べないようにしましょう。
写真
雲南省大理市 少数民族、白族(ぺいぞく)の娘さん
お茶の作法を教えているところ