HOME > 第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加して①
2009年06月12日
6/6(土),7(日)虎ノ門のニッショーホールにて,、第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加してきました。
生殖医療の最先端の講義を聴けるのでわくわくしながら、少し緊張しながら会場へ向かうと、途中で、以前の勤務先「イスクラ薬局原宿店(現・六本木店)」の同僚とばったり!そういえば彼女も不妊カウンセリング学会に入って勉強しているって言っていたわ。仲間に会い、ほっとしながら会場へ向かうと、そこでもよく知っている薬局の先生方のお顔が見え、さすが皆、勉強熱心だわ!と感心しながら、私もしっかり学ばないとと気を引き締めて始まるのを待ちました。
●生殖医療の基礎知識 「妊娠経過に注目する-高齢妊娠」
大阪大学大学医学系研究科 保健学専攻生命育成看護科学講座 大橋 一友先生
●カウンセリングとケアの基礎 「おなかの小さな生命と向き合うということ」
横浜 池川クリニック 池川 明先生
●カウンセリングとケアの基礎 「不妊カウンセリングに求められているもの<Ⅲ-3> 〜医療者-夫、家族とのコミュニケーション〜」
東京メンタルヘルスケア・アカデミー認定心理カウンセラー 赤城 恵子先生
●明日の生殖医療を学ぶ 「受精卵取違い事故から学ぶ」
シンポジスト 蔵本ウイメンズクリニック 福田貴美子先生、
浅田レディースクリニック 福永憲隆先生、
横浜市立大学附属病院 医療安全管理学 橋本 廸生先生
高度生殖医療での指標となる、ホルモン値や妊娠率、不妊因子など具体的に学びました。また高齢化で生じる妊娠リスクについても詳しく聴くことが出来ました。
しかし、一番心に響いたのは、池川クリニック 池川 明先生の「自然な流産」についてのお話でした。
池川先生は産婦人科医ですが、体内記憶の研究者でもあり、生まれなかった命にもすべて意味があると考えています。実際の流産経験者の患者さんが体験を話すVTRをみました。
妊娠陽性反応後、心音が止まり、そのあとどうするか先生と患者さんと話し合い、手術ではなく、自然流産を待ちます。
ある患者さんは「いいお産だった」と流産のことを、そう話しました。心音が止まって、まだお腹にある時、2歳のお兄ちゃんはじっとお腹を見つめ、そのあと、「お腹の赤ちゃんがありがとうって言っているよ」とお母さんに伝えたそうです。数日後、夜中に自然に袋に包まれて出てきてくれ、家族で数時間対面できたそうです。
他の患者さんは、自然に流産をむかえる期間に、心の準備もでき、気持ちも落ち着き、しっかりと流産・死産した赤ちゃんからメッセージを受け取ることもできたそうです。
高度医療では「妊娠判定で、ホルモン値は足りていない。」とか、「受精後分割したのが何個で。。。」という受精卵を「モノ」のように扱う傾向にあると違和感を感じていましたが、私も相談の中で、そうとらえることに、だんだん慣れてきてしまっていることを、とても反省しました。
流産を繰り返したり、不妊期間が長いと、妊娠しても不安をかかえたまま過ごすことが多くなります。
不安を抱えたお母さんの体の中で、小さな赤ちゃんはそのストレスを一緒に受けて育ちます。
するとホルモン値の変動が起こり、早産や流産のリスクが高くなります。
不妊相談にくる方の妊娠後の心のケアも、微力ながら、私に出来ることなのではと思いました。抱えている不安感を、すこしでも和らげることが出来たら、流産のリスクも減り、いい妊娠期といい出産につながり、お腹の赤ちゃんも気持ちもおだやかに安心して成長できるかなと思いました。
ウエマツ薬局 植松未来