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アトピー、敏感肌の方のためのスキンケア

2008年07月09日


肌の状態によって変えていくスキンケア


皮膚の炎症によって漢方薬が異なるように、スキンケアも違ってきます。
漢方薬とスキンケアで上手に炎症をしずめ、丈夫な肌作りをめざします。

いつまでも「敏感肌用」「赤ちゃん用」「アトピー用」ではなく、
肌が落ち着いてきたら、だんだん丈夫な肌を作っていき、
次は「普通肌用」、その次は「もっと美肌になりたい人用」へ進めるように
肌作りをしていきましょう。

★炎症がひどい時:大火事の時

どんなに刺激の弱いものでも、ヒリヒリしみやすい時期。
少しずつ試しながら、使いましょう。
しみやすいときは無理して使わなくてもいいこともあります。
傷があるところは、軟膏で保護してから、ローション類を使うなど、気をつけて。

★炎症が落ち着いてきたら:大火事のあと

大火事のあとは肌をしっとり、炎症を落ち着かせながら、乾燥をとるように。

★カサカサ肌:次は弱酸性の肌作り

乾燥させないようしっかり保湿をすると、かゆみの神経もおちついてきます。
また、肌表面のバリア力を高めるように、スキンケアを変えます。

★くろずみ肌:色素沈着

火事の後のくすみです。
肌は生き物です。
古い肌は垢となり、すこーしずつはがれていきます。
新陳代謝をあげていくと、どんどんくすみは薄くなり、白い肌になっていきます。

★一見もとアトピーだとはわからないけど、季節やストレスにより症状が出る

だいぶ肌の炎症が出なくなってきました。
でもまだまだ油断禁物です。
ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足、苦手な季節に再発、ということも。

今度は丈夫な肌作り。カルシウムでしっかりバリアを作りましょう。

★やはり美肌に憧れる!

アトピー肌の方は、落ち着いてくると、ほんとにキレイな肌になります。
「こんなに白いもち肌だったのね!」と驚くほど。
そんじょそこらの人に負けない美肌で、魅了しましょう!


<体>


保護膜が弱い患部は洗剤の刺激も受けやすい。
洗い過ぎないこと、お風呂からあがったらすぐに化粧水、クリームで人工保護膜を作って、過剰な水分の蒸発を防ぎます。

病院でクリームや軟膏だけをもらって塗っている方も、必ず水分補給もして下さい。
(女性の顔のお手入れだって、必ず化粧水と乳液を塗りますよね。アトピー肌はもっと乾燥しています。十分な水分を補って、油分でふたをして下さい。)

乾燥すると、肌表面にかゆみの神経がのびてきます。
乾燥させないことがかゆみの軽減につながります。
かゆくなったらすぐ保湿。
ミストやローション、クリームなどいつも持ち歩いて、かゆくなったら、掻かずにミストをしてクリームを塗る。

掻きたくなる気持ちをスキンケアに向けてみてください。

掻くとまた刺激になり、かゆみも増し、傷を作ったり、ダメージも大きくなります。叩くのも×。
お子さんがかゆがった時よくお母さまが掻いてあげるのをよく見ますが、もちろんやめましょう。こすりつけないように優しくスキンケアをしてあげて下さい。大切なスキンシップにもなります。


<顔>


とくに皮膚の薄いまぶたや、額、こめかみ、あご、首の後ろなどに炎症が出やすい。
熱をもってほってったり、赤みがある時、刺激の少ないローションでコットン湿布を。
               
(コットンにたっぷりローションをつけてパック。乾きそうになったらローションを足して乾かないように。)
熱がとれて楽になります。
その後クリームで水分を皮膚に閉じ込めましょう。

日焼けは炎症をひどくします。
日焼け止めクリーム、日傘などで紫外線の攻撃から守りましょう。