HOME > 漢方で改善 > 便秘 :Aタイプ 熱が大腸にこもって起こる便秘
2008年05月21日
人が生きていくための基本はしっかり食べて十分出すということです。中国医学は便通と尿をことのほか重要視します。その理由は、生きていくためには新陳代謝が必要で、口と鼻が入り口で大小便が出口に当たり、上下どの口に異常があっても病気になるからです。
「便秘」とは便が腸内に長く停滞し何日もでなかったり、または便が固くて出難い、あるいは出てもすっきりしない状態をいいます。
漢方薬で便秘をなおす一番の利点は次第に少量で効くようになっていくことです。
漢方薬を連用することにより腸内細菌にエネルギー源を与えつづけることになり活性化するからです。また体質に合った漢方薬を服用することにより便秘以外の症状も改善されます。
飲む薬は体全体の症状と原因によって異なります。
症状:
便が硬くて出難い。数日間便秘する。腹が張る、押すと痛い、顔が赤い、発熱、
夕方熱が高くなる、尿の色が濃い
冷たいものを欲しがる、舌のびらん、口臭、呼吸が荒い、
舌の色は紅く、乾燥、苔は黄色で豆腐かすのような厚い苔
この症状は発熱時の便秘に見られます。またニキビなど出来て肉食の多い人にも多く見られます。
原因:
1:肥満、がっちり型のエネルギー過剰の人は体内に熱を発生しやすく便秘を伴うことが多い。
2:風邪などで熱がある時、熱が腸内の便と混ざって停滞し便秘が起こる
3:酒ののみ過ぎ、あるいは辛いもの、チョコレートなど油っぽいものの食べ過ぎにより胃腸に熱が 篭もると 腸内の水分がへり便が乾燥し、便秘が起こる。