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月経病 :月経前緊張症候群

2008年05月22日


症状


月経前緊張症候群とは月経が来る1週間ほど前から現れる症状のことをいい、月経が来ると消えます。症状はいらいらして怒りっぽい、憂鬱、胸や乳房、乳首が張って痛い、頭痛、頭がボーっとする、下痢、吐き気、むくみ、鼻血などが起こります。

主な原因
● 西洋医学の考え
水と塩分が貯まる、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスの崩れ、精神的なものなど

● 中国医学の考え
一) ストレスで気の流れが詰まった(気滞〔きたい〕といいます)
二) もともと胃腸が弱い上に食べすぎなどで胃の働きが停滞した(胃腸虚弱)
三) 加齢によりホルモンが減ってきた(腎虚〔じんきょ〕)


一) ストレスタイプ(気滞)


■症状
生理前後にいらいらして怒りっぽい、胸やわき腹が張る、乳房がはって痛む、お腹が張って膨らむ、食欲が減る、生理不順

■治療方針
気分を穏やかにしてのびのびさせる

■食事、養生法
※参考:第11回ストレスタイプ 体質改善シリーズ

■生薬
鬱金(うこん)、紅花、人参、牡丹皮(ぼたんの皮)、山梔子(くちなし)、青皮(せいひ=みかんの青い皮)など

■薬膳
金柑とオレンジジュース のババロア 【作り方後述】

*女性の多くは多かれ少なかれこのような症状が見られます。 このような症状があるときは「ストレスがたまっているな」と思ってなるべくのんびり自分の好きなことをしてすごしましょう。1日30分は何もかも忘れられるリラックスタイムをとりましょう。


二) 胃腸虚弱型


■症状
生理前後に胃が膨れたり、食欲不振、精神疲労、だるい、手足の冷え、むくみ、スカートがきつくなる、下痢、舌が豆腐のように白くべっとりする

■治療方針
胃腸を丈夫にし身体の水分の流れを良くする

■食べ物、養生法、薬膳
参考;体質改善シリーズ ともかく疲れるタイプ

三) 加齢(腎虚)


■症状
生理前後に頭がぼーっとする、耳鳴り、動悸、いらいら、口内炎、鼻血、不眠、夢が多い、腰のだるさ、手足がほてる、頻尿、頬がぽっと赤い

■治療方針
腎(ホルモン系)を強める

■食事、養生法
とりがらのスープ、黒ごま、黒豆、くるみ、くこの実,すっぽんのスープ。桑の実など実の物や骨付きのスープは身体を潤し、元気にする

薬膳 金柑とオレンジジュース のババロア


金柑とオレンジジュースのババロア ⇒レシピはこちら