月経周期が一定しなく、早まったり遅くなったりする不安定のものをいいます。
● 中国医学の考え
主な原因
一) ストレス性(気滞) 気持ちを無理に抑えたり怒りすぎたりして、気、血が乱れてホルモン失調を引き起こし生理の周期が不安定になります。
二) 腎の弱り(腎虚) “腎”とは腎臓だけでなく膀胱、骨、脳、生殖器、免疫などを総括していいます。 生まれつき腎が弱い、あるいは早婚、多産、セックス過多によって腎を傷めると、生理の周期が不定期になります。
ストレス性(気滞)の原因が多く見られます。
■症状
月経周期が一定しない。月経量 が多かったり少なかったりします。生理前のいらいらや,落ち込みが激しく、不眠や過食になる人や、便秘がひどくなることもあります。また生理の前に乳房やお腹が張って痛くなり、生理がくると楽になります。
■食事
香りの良いもの、たとえば紫蘇、薄荷、せり、三つ葉、春菊などまたカモミールのお茶など。
■養生法
(1)日常に香りを取り入れてリラックスしましょう。
(2)不規則な生活をやめましょう。
(3)頑張りすぎないこと。
(4)がまんしないで自分のしたいことを少しずつマイペースでしましょう。
(5)毎日を楽しく。
■生薬
薄荷、芍薬、当帰、柴胡、牡丹皮、梔子(くちなし)、マイカイカ(はまなす)など
■漢方薬
逍遥丸(しょうようがん)、加味逍遥散など
■薬膳 マイカイカ(はまなす)
マイカイカ(はまなす)の蕾2,3個を10分ほど煮る。その汁を紅茶茶碗に入れてマイカイカの赤い蕾を浮かせて頂きます。バラのほのかな香りがして気分がリラックスします。 はまなすはバラの原種で雅子妃殿下のお印です。、北海道の網走原生園が有名です。マイカイかは詰まった気分(気滞)を楽にし血行を良くし、生理痛、生理不順に効果 があります。

マイカイカ(はまなす)