HOME > 喜びの声 > 喜びの声1 <特別インタビュー>アトピーの苦難を克服し、ミスコン入賞 !!!
2008年05月01日
何度も「死にたい」ともらすほどのアトピーの苦しみを克服して、ミスコンテストに出場し見事入賞を果たした女性がいます。
司会(健康情報館編集部) いつ頃からアトピーの症状が出るようになりました?鈴木よしえさん(以下よしえさん) 2歳くらいから顔と首にわずかにざらざらとしたところがあっただけで、体にはまったく出なかったんですよ。今年の1月頃にたいしたことは無かったんですが少し出て、それから3月頃だったと思うんですけど、家の近くの皮膚科に行ったんです。そこでセルスタミン、内服のステロイド剤ですが、それを飲んでからひどくなったんです。
鈴木さんのお母さん(以下お母さん) リンパ液が出たのは2006年5月でしたね。ひどくなったので、あるクリニックに行ったんですけども、アトピービジネスのような感じの所で、処方されるものや、これを受けてくださいと言われるマッサージにしてもすごいお値段したんです。ところが、マッサージしたところだけがリンパ液がばぁーと出て何日間も動けない状態になったんです。骨の髄から痒いっていいましたからね。 よしえさん 痒いし激痛が、それはもう体がひび割れているので、痒いので掻いて傷が付くから激痛が走るんです。その時はもう本当に死にたいと思いました。そこでは整体をして漢方薬も出たんですけど、漢方も全然効き目がないんです。程度がどうであれ、症状がどうであれ出す薬が皆同じなんです。 お母さん そのクリニックに行くとここを酵素でするといいとか言われて別の部屋に入れられまして。日本一のマッサージ師だっておっしゃって、料金のことをいうとなんですけど驚くほどの値段でした。なのに、化粧品を買うときにサービスでしてくれる美容師のマッサージのほうがよっぽど上手で。そこのクリニックでは、効果もないのにすごいお金を取られました。 司会 そのクリニックは、なんで知ったんですか? よしえさん 本で知りました。そちらのクリニックの先生が書いた本です。人気のテレビ番組にも出たりしたんですよ。97、98%完治すると言っているんです。1000人いたら2、3人難治の人がいるとか、うちに来ていただければ、もうほぼ治りますって。 お母さん 整体師なんかにしても、治してもらおうと思って、それから癒しを求めていくわけでしょ。それが、整体師が「アトピーはね、働くこともできないでしょ。私はアトピーがないからこうこうこうなんだ。アトピーはね化粧ものらないでしょ」なんてことを言うわけです。整体の先生が言うわけです。私は、「何で治療に来て不快を味わったり、ストレスをかかえて帰らなけりゃいけないんでしょうか」と言ったことがあります。アトピーでない人が、アトピーの人のことをものすごい見下したような差別をするんです。ものすごい傷つきました。こんなこともあって余計にひどくなりました。精神面での苦しみをものすごい味わいました。だから闘いだと思ったんです。 よしえさん アトピーの人を差別してますね。ネットを見ていただいたらわかるんですけど蔑視してます。「アトピーの人は死んで欲しい」ということが載っているんです。 お母さん それで知人にも相談して、植松先生にうかがったんです。内面からとにかく治さなくちゃと思いまして。植松先生のホームページを見て、娘は私にこういうことも書いてある、ああいうことも書いてあるといいました。 |
「アトピーは治る」と知って希望が |
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よしえさん なんか根本が違うというか。ほとんどといっていいか、今まで行ったところはビジネスか、ただ免許を持っているだけで心がない、決まり切ったステロイドだけを出すとか、そういうところが多くて、根本的な治療が無くて。お医者さんに言われてショックだったことがあるんですけど。「アトピーと喘息は一生治らないよ」と何回も言われました。植松先生の本を読んで、「アトピーは治る」ということを知ることができたのでとても希望が持てました。お母さん アトピーの人、喘息もですけど、痛み、痒み、赤くなったりしますでしょう。それだけでなくって精神面でもものすごく傷つくと言うことです。
司会 植松先生をどのようにお知りになったんですか? よしえさん たまたまアトピーが辛かったときに、通りがかりの本屋さんでアトピー関連の本を探していて、植松先生の本を見つけたんです。内容を見て「ああ、これだ」と思ってすぐに買いました。「体質を改善する」「根本から治す」というところが印象に残りました。たとえば木があったら葉っぱの部分だけ治すんじゃなくて、根っこから改善するというようなことが書いてあって、すごく自分が求めていることだなあと思って。さっそく次の日の朝に先生に電話をしました。 司会 はじめてよしえさんをご覧になったとき、先生はどんなふうに思われましたか? 植松光子先生(以下植松先生) ほんとうに早く治してあげたいと。ただ治すのは自分なので、私たちはお手伝いをするだけ。こういうことをするとよくなりますよと、お食事だとか気持の問題だとか。やっぱりこれはアトピーを長いことやってきた中で、こういうことをすると良くなると言うことを皆さまから教えていただいてきたことですね。お食事をこうしたら半分治りましたとか。 |
本人の鈴木よしえさん(仮名・22才)とお母さん、それに漢方の指導をした植松光子先生の3人にお話しをお聞きしました。
よしえさん 食事は和食中心にっていうことでした。
司会 それまでは和食中心ではなかった?
よしえさん カレーなどものすごく好きなので。ハンバーグとかファミレスなどでの外食もよくしていたんです。でも外食にはいろいろな防腐剤なども含まれているものもあって、それが一番の大敵だと聞いて、それ以降は母が毎日3食和食を作ってくれました。学校がある日は朝と夜だけですけど手作りの食事を作ってくれています、豚汁とか、カボチャだとか。今は日本食以外食べられない感じになってきました。これまで食べていたものがおいしいと感じなくなったんですよ。
植松先生 それは大事よねぇ。
司会 食事のアドバイスの他に何かお薬を薦められましたか?
植松先生 お薬は症状に合わせて。私のところには、他のところにかかっていて良くならない方がよく相談にいらっしゃるんですけど、アトピーの方の体質の特徴は、体の中にすごい熱がこもっているんですね。その熱をとる薬をおすすめしています。
司会 その時には前に行かれていたクリニックの薬などは飲んでいたのですか。
よしえさん 飲んでないです。ウエマツ薬局さんのお世話になる前に抗アレルギー剤は飲んでいましたけど。ほとんど効き目がないんですよ。
司会 ステロイド剤による副作用はなかったですか?
お母さん 内服剤ですごいありました。吐き気やすごい吐き気めまい、全身の震えみたいな感じで。やっぱり3日間ぐらい動けませんでしたね。大学も休まなけりゃいけませんでしたし、まったくなにもできない。いつも、死にたい、死にたい、生きていくのが辛いって。
司会 植松先生に話を聞いて、これなら良くなるかなあという感じを持たれたのはいつ頃からでしたか?
司会 痒みはどのくらいから減りました?
よしえさん 痒みも1週間くらいしたらもう半分近くらいは治まった感じで、1ヶ月ちょっとあとには本当に見た目がアトピーとわからないくらいまで治ったかなという感じになりまして、ミスコンにも応募したりしました。
植松先生 そこのところがすごいわよね。ミスコンテストには前から出たかったわけ?
植松先生 すごいですね。そこがお嬢さんの素晴らしいところよね。勇気ありますよ。
司会 応募する人は皆さんそれなりに自信を持って応募する人ばかりだから、その中で入賞というのはたいへんなことですね。
よしえさん 最終のビキニ審査の時もアトピーですかって言われることもないし、周りの女の子たちにもジロジロ見られるということも全くなかったんですよ。だからまったくアトピーだって気づかれていなかったと思うんですよね。コンテストが8月20日だったので、煎じ薬を飲み始めてから1ヶ月と13日で水着審査まで突破することができたわけです。母も見に来てくれたんです。
自分のことで恥ずかしいんですが、審査員の講評の時に「きれいな人」って言って貰えたんですよ。重症の時だったら言われなかったと思うんですよ。私はきれいじゃないですが、もしすごいきれいな人がいて、でもその人に全身のアトピーが出ていたらやっぱり言われないと思うんですよ。やっぱり健康に見えるからこそだと思うんです。
お母さん ウエマツ薬局さんに来られるほかの方にも同じ気持ちがあるでしょ。ものすごく分かります。先生に感想を書いて貰えませんかしらって誘われて書けたっていうのも、その前の人の感想を読んで元気をつけていただいたからなんですよ。同じ年頃の女の子で、同じようにすごい痛みをかかえておられた人の文だととても関心を持って読むことができるでしょ。
よしえさん 少しでも、わずかでも力になれたら本当にうれしいです。だって同じように煎じ薬を飲んでいて良くなったなんて読んだら、本当に頑張ろうって思うじゃないですか。
お母さん ほかの方の文を親子で何回も読みましたもの。
ニュースには出ないけども、アトピーで自殺って本当に多いんですってね。自殺で一番多い原因って健康面。で健康面の中で一番の原因は皮膚疾患っていうのを読みました。アトピーの人は虐げられるっていうんですよ。見下されるって。お母さんアトピーほど苦しいものはないよって。
よしえさん 全身を炙り焼きされているような感でじ。やけどっていうのは痛いし痒いじゃないですか。フライパンの上で炙られているような感じで、一番ひどいときは。表面がやけどのようなものすごい苦しみでした。
司会 寝ている間忘れられると言うこともないんですか?
よしえさん 寝られないんです。
植松先生 寝られないからよけいに体力も気分も落ちていっちゃうのよね。
よしえさん お母さんも巻き込んでしまって、一睡もできないで。
お母さん 私はその時思いましたね。つらくても聞いてやることが親の務めだと。
植松先生 ほんとに聞いてあげるって言うことが一番大事ね。
お母さん 聞いてあげること、ご飯の支度をすること、煎じ薬を作ること。それが今の私の務めと思ってます。
よしえさん 今は煎じ薬をおいしく感じます。飲まずにはいられないというか。苦いけど、でもそれは自分の体に必要なものだと思って。でも同じ漢方でも全然違うって言うか、あるところの漢方は全く効かないし、植松先生の漢方はよく効くし。同じ「漢方」って言っていいのかって思いました。
植松先生 私のは中国で皮膚科の名医についたんですけども、中国ではアトピーがないですから、それを基本にして、日本人向けに考えて自分なりの工夫をしてきたんです。
よしえさん 中国は漢方があるからアトピーがないんですか。
植松先生 中国人は昔っから中華料理だから。最近アトピーがちょっと増えたの。ハンバーガーショップなどが増えているから。中国の先生はアトピーっていってもわからないですよ。
よしえさん そうなんですか。
司会 その後は、再発とかしてませんか。
よしえさん 完治までは時間がかかると思うんですけど、でも今の状態はほとんど完治ですね。夜も眠れますし、掻くこともなくなりました。
植松先生 みなさんよくなると、ちょっと気が弛んでカレーを3日も続けてたべちゃったとかね。そうするとまた痒みがでてしまうのね。たまには食べていいですけどね。基本的にはよしえさんがおっしゃったように和食を。日本人は和食が遺伝的に合うと思うんですね。時々ストレスが強くなったときに出るというようなことがありますけどね。そんな時にもがっかりしないで続けていくことですね。
よしえさん わかりました。
植松先生 よしえさんの前向きな気持ちでね。お母さんもすごく前向きですもんね。
お母さん だって自分が生んだ子供がね、辛い辛いって言っているときにはがんばらなくちゃ。親ですもん、やっぱり。子供に死にたいなんて思わせてたまるもんかって、それだけですよね。
植松先生 それは強い母親の力ですよね。
よしえさん 先生のおかげです。それから先生の診察にも母がいつもついてきて。いつも3人で話をして。
お母さん 私も聞いておけば同じように目標に向かっていけますでしょ。こういわれていたじゃないのと。ああそうだったねということになりますでしょ。じゃそうしようかと。
司会 それはいいことですね。今日はすばらしい話をありがとうございました。
2006年11月 文責 健康情報館編集部