HOME > 漢方薬膳教室 『風邪薬』(25年目、11月)開催のご報告
2013年11月29日
寒さも日ごとに増し、空気も乾燥してカゼをひく方も増えてきました。
去る11月20日(水)に漢方薬膳教室『風邪薬の基本を知ろう』を開催いたしました。
疲労、睡眠不足、ストレス、病気、月経などが原因で、体内の気「気(エネルギー)」が不足していると抵抗力が低下して、カゼやインフルエンザにかかりやすくなります。
十分な睡眠と栄養をとり、うがい、手洗いをしっかりして、カゼを寄せ付けない身体づくりをこころがけましょう。
それでもカゼをひいてしまった場合は…?
カゼには大きく分けて4つのタイプがあります。
① ぞくぞくと悪寒がする初期の「寒邪(かんじゃ)」のカゼ
② 発熱やのどの痛みがある「熱邪(ねつじゃ)」のカゼ
③ 吐き気や食欲不振などの胃腸症状が特徴の「湿邪(しつじゃ)」のカゼ
④ なかなか咳が止まらない「燥邪(そうじゃ)」のカゼ
①の風邪に:イスクラ葛根湯・ ②の風邪に:天津感冒片・ ③の風邪に:勝湿顆粒・ ④の風邪に:潤肺糖漿
カゼのタイプによって、それぞれお薬も食養生も異なります。
昔から『風邪は万病のもと』と言います。カゼのタイプに応じた早めの対応で、長引かないように注意しましょう。
薬膳料理では胃腸にやさしく消化の良い、体を温めるお料理とスイーツをご紹介しました。
召し上がっている最中から「温まったー」というお声が上がり、お腹の中からぽっかぽっかになりました。
≪参加者の声①≫
40代・女性 教室参加5年目
カゼには色々なタイプのものがあるので、それぞれのタイプに合わせた対応をすべきということが勉強になりました。
以前、咳が止まらなくて苦しいカゼをひいたことがあります。あの時の症状は「燥邪」のカゼだったのだと実感しました。
今後はまずカゼをひかないようにすることを第一に、万が一ひいてしまった時は、上手に対応していけたらいいなと思いました。
カゼのタイプに合わせて、食の養生をさらに工夫しようと思います。
≪参加者の声②≫
40代・女性 教室参加1回目
カゼの漢方薬は葛根湯!だと思っていましたが、カゼのタイプでお薬や、その時に良い食材が違うことがわかり面白かったです。
カゼをひかないよう十分な睡眠をとれる生活をするよう心がけたいと思います。
*今月の薬膳料理*
胃にやさしいお粥
かぼちゃサラダの玉ねぎボート
十全大補スープ
⇒ http://kanpo-bijin.shop-pro.jp/?pid=32846165
元気のでるおやつ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回で今年の漢方薬膳教室はおしまいです。
来年もまた新しいテーマを企画し、皆さんと和気藹々と楽しく漢方薬膳教室を開催したいと考えております。
日程、詳細が決まり次第、HPや店頭でお知らせいたします。楽しみにお待ちくださいませ。