Archive for 7月, 2013

その他 :にがうりサラダ

水曜日, 7月 31st, 2013

にがうりサラダ

夏バテ防止にいかがでしょうか?

にがうりサラダ


【材 料(2人分)】
にがうり・・・中1/2本  玉ねぎ・・・中1/3個  きゅうり・・・中1/3本
グレープフルーツ・・・1/3個  卵・・・1/2個  ハム・・・1枚

(A)
・ごま油:大さじ1・1/2 ・塩:少々 ・酢:大さじ1・1/2

【作り方】
1、

・にがうり・・・たて半分に切り、スプーンで種・ワタをしっかり取り薄切りにする。
・玉ねぎ・・・薄切り  ・きゅうり・・・薄い輪切り  ・グレープフルーツ・・・皮を剥いて実をほぐす。
・卵・・・錦糸玉子を作る  ・ハム・・・さっと熱湯をかけ、細切りにする。

2、

①とAで和える。

カビとアトピー

月曜日, 7月 29th, 2013

カビとアトピー

________中医学では300年前にすでに注目________


「人間の汗に含まれる物質を分析したところ、かゆみを引き起こす物質「ヒスタミン」が放出される際、カビの一種の「マラセチアグロボナーゼ」が作り出すたんぱく質が炎症にかかわっていたことが分かった。このカビは健康な人間の皮膚にも存在し、作り出されたタンパク質はごく微量でもアレルギー反応を引き起こす」と広島大学大学院の研究グループ(秀道広教授)による成果が発表されました。6月6日付 朝日新聞_____


痒み、肘汗をかくとカビが繁殖します。

確かに毎日多くのアトピーの人たちの相談を受けていますと、汗をかく梅雨時から夏悪化する人が多く見られます。

また場所もひじの内側やひざの裏、顎、わきの下などに多く発症します。中には学生や事務職の会社員で座る時間が長い人でお尻が真っ赤にかゆくなったり、と汗をかく場所に多くアトピーが発症しています。

面白いことに中医学ではアトピーのことを中国語で「四弯風(しわんふう)」と言います。

これは「四つの弯曲したところのかゆみ」という意味です。

すなわち両肘の内側と両膝の内側の4か所です。この「四弯風」は1665年に書かれた中医学の医学書「外科大成」にその名前が載っています。すでにアトピーの特徴が認識されていたというのは驚きです。

そしてアトピーのかゆみ、赤みなどの症状を軽くする生薬にカビなどの殺虫効果のある生薬が用いられています。苦参(くじん)は名前の通りとても苦く、飲んだり、外用に用います。生薬を煎じてその汁をかゆいところにかけます。抗真菌作用と抗トリコモナス作用が認められていますので女性の陰部のかゆみにもとても効果があります。外用に使う場合は副作用がありません。内服の場合は苦いので胃腸に気を付けます。白鮮皮(はくせんぴ)も抗真菌作用があり白癬菌を抑制します。

これらの生薬は「カビが原因」とニュースで発表されるずっと前から、中医学ではアトピーのかゆみによいと用いられてきました。そしてこれらの配合された漢方入浴剤もあります。汗によるかゆみや水虫にも、よく家じゅうで入れます。

男子の大学生でアトピーがあり、特にお尻がかゆい、と来店されました。真っ赤になって汁もでていて、電車の中や、授業中椅子に座っていてもかゆくてじっとしていられないとのことでした。

カビとあせのかゆみに効く漢方薬を飲んでいただきました。家でも試験勉強で座っていることが多いので、蒸れて治りにくいので、なるべく家では風通しのよいショートパンツですごしてもらうよう話しました。辛いものやお酒は体を熱くしますのでキムチやビールなど避けてもらいました。漢方薬の内服と漢方の入浴剤、漢方のかゆみ止めのスプレーを使い、時間がかかりましたがすっかりよくなり、喜ばれました。

文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子

その他 :肝臓がんの腹水が軽くなりました。

金曜日, 7月 26th, 2013

肝臓がんの腹水が軽くなりました。

写真撮影Before

82歳 男性

私の父のことです。

胃がんから肝臓がんに転移し、次第に腹水がたまるようになってきました。

病院から利尿剤が出るのですが、飲んでも尿がたくさん出て、のどが渇くだけで腹水は

変わりません。

写真をとるのがすきでした。

after

漢方薬を飲ませましたら、スウーと腹水が引いていきました。苦くなく、お茶のように飲めるので喜んで飲んでいました。
腹水が出て腫れてもすぐ引いていきます。

全く痛みはなく、医師が「がんが肝臓いっぱいになっていてとても痛くて苦しいはずですよ」とおっしゃるので父に聞いてみましたが「全然痛くないよ」と答えていました。

しかし立ち上がることはできなくなり、私が抱き上げようとすると「もう少ししっかりやりなさい」と言い、ボケかかった母にもいろいろ教えて最後まで家族を教育しているようでした。

その翌朝全く苦しまずに静かに息を引き取りました。母が添い寝をしていたのですが全く気が付かなく「お父さんは私がぐうぐう寝ている間に亡くなってしまった」と残念がっていました。

コメント

父は若いときに結核にかかり、ろっ骨を6本切る大手術をしたので、肺が弱く、私は肺がんを心配して肺がんの予防の漢方薬を10年飲ませていました。

愛煙家でたばこを放しませんでしたが、幸い肺がんにはなりませんでした。

結核は当時は死病と恐れられていたのですが、母が栄養学を学び50年間、朝昼晩と3食きちんとバランスのよい食事を作ったおかげで天寿を全うしたと思っています。

がんは最後は痛みが激しく、苦しむものだという概念があります
しかし父のように漢方薬で症状に比べて痛み、苦しみが軽くなる例もあります。

<がんの最後は苦しくない 大岩孝司著 文芸春秋社 >も参考になります。

文責 薬剤師 國際中医師 植松 光子

便秘 :ガスが多く、お腹がなる。

月曜日, 7月 22nd, 2013

ガスが多く、お腹がなる、ひどい便秘が改善しました。

62歳・女性

Before

2~3ヶ月前から、便秘がひどくなり、3~4日に1回だった便通が、1週間に1回しか出なくなってしまいました。便はうさぎのフンの様なコロコロ便で、ガスも多く、お腹がゴロゴロ鳴ります。ストレスや気がかりな事も以前からあります。病院でいただいてる薬はお腹が痛くなるので、あまり使いたくありません。

After

漢方薬を10日服用したうち、7日はスッキリ便通がありました。便もバナナ形の普通便になり、お腹も痛みませんでした。お腹がゴロゴロ鳴る事もなくなり、ガスも大分減って、楽になりました。

ウオーキング女性コメント

この方は、疲労、老化の為に体を潤す物質が不足し、コロコロ便になってしまった様です。

更にストレスも加わったせいで、お腹が鳴ったり、ガスが多くなったり、便秘がひどくなったりしてしまいました。散歩等で体を動かし、リラックスする様に心がけ、潤う作用のある食材も取り入れていただきました。

担当 薬剤師 国際中医師 掛上敦子

お尻の真っ赤なアトピー

土曜日, 7月 20th, 2013

お尻の真っ赤なアトピーがよくなりました。

before

男子の大学生でアトピーがあり、特にお尻がかゆい、と来店されました。真っ赤になって汁もでていて、電車の中や、授業中椅子に座っていてもかゆくてじっとしていられないとのことでした。

カビとあせのかゆみに効く漢方薬を飲んでいただきました。家でも試験勉強で座っていることが多いので、蒸れて治りにくいので、なるべく家では風通しのよいショートパンツですごしてもらうよう話しました。辛いものやお酒は体を熱くしますのでキムチやビー鳥,葉ルなど避けてもらいました。漢方の入浴剤も入ってもらいました。

after

時間がかかりましたがすっかりよくなり、とても喜ばれました。

コメント

汗をかきやすいところはかびが繁殖し、そのカビのたんぱく質がかゆみを引き起こすことが最近発表されました。漢方薬にはそのカビに効く生薬があります。内服と入浴剤、スプレーがありますので、適宜使うと早く治ります。

文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子

不妊症 :妊娠中出血が続いても無事出産

火曜日, 7月 16th, 2013

妊娠中出血が続いても無事出産しました。

32歳 女性

Before

二人目の子供がなかなかできないので来店され1年近く漢方薬を飲んで自然妊娠されました。妊娠前も生理がだらだら長く続いていたのですが、妊娠してからも少量の出血が時々ありました。6か月目まで出血は時々ありましたが漢方薬で対処して過ごしました。

たいこ赤ちゃん、After

そして無事元気なお子さんが生まれました。

コメント

生理がだらだら長いことや妊娠中の出血はホルモンの働きが弱かったり、中医学では「固摂作用」と言って引き締める作用が弱いことをあらわします。子宮口をぐっと引きしめていないと流産、早産の惧れが出てきます。中医学ではその固摂作用を高めて出産に導いていきます。

妊娠中漢方薬は使えないものもありますが、漢方専門の薬剤師によく相談して使えばよい結果になります。

私たちも無事生まれてうれしく思っています。

文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子

喜びの声93 アトピーがよくなり、生まれた赤ちゃんの肌もつるつるです。

木曜日, 7月 11th, 2013

喜びの声93!! アトピーがよくなり、生まれた赤ちゃんの肌もツルツルです。

住所:愛知県安城市 イニシャル:F.S 年齢:36歳 性別:女性

☆今までの経緯は?

出産、引越し、同居・・・と環境の変化やストレスのせいか、アトピーが再発。ステロイドを使わずに治したくて、いろいろな治療法を試しましたが、悪化するばかりでした。最初は手に水ほうが少しだったのが、両手ひじから下は皮がなくジュクジュク。体中、顔にまで出て、夜は眠れず、精神的にもかなりまいっていました。本屋で目にとまった先生の本を購入し、わらをもすがる思いで電話しました。

赤ちゃんとママ☆漢方薬を飲んで変わったところ、良かったところは?

今ではステロイドなし、全体的にとても落ち着いています。乾燥がひどい時にかゆくなる程度。一番ひどかった手も、保湿を心がけていれば大丈夫です。便秘も改善して、念願の二人目も出産できました。また今回も産後に悪化するのでは?と不安がありましたが、それもなく、赤ちゃんもツルツルで、今のところ湿疹はでていません。

~悩んでいる方へひとこと~

もう一生治らないのではないかと不安になります。いつも症状の事ばかり考えてしまいます。でも先生を信じて、少しでも症状とは別の楽しいことをしたり、考えて過ごしてください。その方が早く良くなる気がします。

☆先生から一言

この方はステロイドを30数年使っていましたが、来店の2年前からやめ、乳酸菌摂取の民間療法を始めましたが悪化して、全身に広がってしまいました。

真っ赤でじくじくしているので当薬局では血熱、湿熱の煎じ薬をお出しし、赤みを取るものとガサガサを治す漢方の軟膏の2種類を付けていただきました。6か月飲んだ頃肌の赤みもへり、落ち着いてきて赤ちゃんが欲しいとおっしゃったので、今度は赤ちゃんができる養血の漢方に変えました。これは血の流れをよくするので妊娠によいだけでなく、皮膚のがさがさした色素沈着にもよいのです。ただしこのような養血の漢方薬は皮膚が真っ赤な時に使うと温めて悪化しますのでそのようなときには使いません。

漢方薬は使う順番を待ちがえると悪化します。養血薬にして基礎体温表もがたがただったのが安定し、肌も潤って、掻き傷も減ってきました。年齢も考えて今度は補腎の漢方薬に変えました。腎とはホルモンバランスや、骨、脳、水分代謝の調節をするところを言います。その働きを高めるとさらに基礎体温はよくなり、半年後妊娠しました。

妊娠中もアトピーは悪化しなく、産後も肌はつるつるでしたが、4か月ごろ漢方薬を休んでいたら手に水泡が出てきたのでまた飲みはじめました。産後1年たち、肌も落ち着いたので漢方薬を少量にして続けています。赤ちゃんも妊娠中漢方薬を飲んでいたためか、上の子より成長がとても早く、肌もつるつるでとても喜ばれました。

このようにアトピーの方でも妊娠中適切な漢方薬と食事に気を付けていれば悪化せず、赤ちゃんもきれいな肌の赤ちゃんが生まれます。ただ最近は親がアトピーでなくても赤ちゃがアトピーの肌になることもあります。その場合は漢方のお茶があります。飲みやすいので早めに飲ませれば赤ちゃんは半年くらいで早くよくなりますので、心配しないでください。その場合も漢方の軟膏と漢方の入浴剤を一緒に使うと治りは早いです。

文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子

喜びの声93四葉のクローバー

薬膳サロン:山芋  :山芋の婦宝当帰膠かけ

月曜日, 7月 8th, 2013

山芋の婦宝当帰膠かけ

~「元気とキレイ」を食べて作るデザート。~

山イモの婦宝当帰膠かけ

女性は「」が命!健康や美しさの基本は「」です。血は全身を巡って身体のあらゆる

組織や細胞に栄養を運びます。「血」を十分に養って「栄養作用」を高める事が大切。

冷え、乾燥、不眠、ストレスに弱い、肌のたるみ、疲労感など感じたら「血不足」かもしれません。

【材料】

婦宝当帰膠山イモ、黒ゴマ、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

【作り方】

1、 山イモは皮をむいて、2cmほどの厚さに切ります。

2、 ラップをしてから、電子レンジで温めます。

3、 ②を器に入れ、黒ゴマ、婦宝をかけます。

【効能】

材 料

性質

適 応

山イモ

平性

疲労、老化防止、体力回復など。
黒ゴマ

平性

五臓の衰え、めまい、耳鳴り、白髪、便秘。
婦宝当帰膠 温性 冷え性、頭痛、肩こり、月経不順など。

*漢方薬膳教室 『婦人科を知ろう』(25年目、5月)で紹介したお料理です。*

その他 :きゅうりと白きくらげの和え物

金曜日, 7月 5th, 2013

きゅうりと白きくらげの和え物

~暑熱をとり、食欲を誘い、身体を潤します。~

kyuuri_sirokikurage

暑い夏を乗り切るには食べ物で身体を冷やすなど昔からの智恵でもありますね。
きゅうりは身体にこもった熱やむくみを(水分)を解消してくれる作用があり、身体を冷やしてくれます。
また白きくらげは肺を潤し、身体を潤してくれるので暑い夏にこそお肌を潤わせて、肌トラブルを防ぎましょう。

【材 料】
きくらげ白*きゅうり・・1本    *白きくらげ・・10g
*鶏もも肉・・50g  *クコの実・・5g

<<ドレッシング>>
*酢・・大さじ2   *しょう油・・大さじ1
*砂糖・・小さじ1  *ごま油・・大さじ2

【作り方】
1.  きゅうりは塩で板ずりし、長さ5cm位の千切りにする。
2.  白きくらげは水で戻し、石づきを取り、さっと茹でる。
3.  クコの実は少量の酢水で戻しておく。
4.  鶏もも肉は水に青いねぎと生姜で茹で、冷めたら手で裂いておく。
5. 盛り合わせ、ドレッシングで和える。

【効 能】

材 料

性質

適 応
白きくらげ

平性

喉を潤し、咳によい。体を潤す。食物繊維が豊富。
きゅうり

寒性

解毒作用があり、体にこもった熱やむくみを解消する。
鶏もも肉

温性

体力を増強し、元気、気力、疲れがないなどに効果。
クコの実

平性

滋養強壮、老化防止、美肌効果。目に良い。動脈硬化、高血圧予防。

漢方薬膳教室 『暑い夏の脳梗塞予防』(25年目、6月)開催のご報告

月曜日, 7月 1st, 2013

テーマ『暑い夏の脳梗塞予防』

うっとうしい梅雨が明けたら、まぶしい夏が待っています。

去る6月19日(水)、漢方薬膳教室、テーマ『暑い夏の脳梗塞予防』を開催いたしました。

イスクラ麦味参顆粒60包M - コピー暑さが厳しくなると汗をたくさんかくので、体内の「水分」と「気」が一緒に消耗してしまいます。すると元気不足の症状(動悸、息切れ、疲労感など)が出たり、血の水分不足のせいでドロドロ血となり血流が悪くなり、血管が詰まったりしやすくなります。

「心」や血管へ負担がかかると、心筋梗塞や脳梗塞、不整脈などのこわい病気をおこしやすくなります。特に生活習慣病(高血圧、動脈硬化症など)の方は要注意です。

養生としては、元気と潤いをしっかり補う漢方薬の麦味参顆粒を少しずつ取り入れる事がおすすめです。

* * * *漢方教室の様子(掛上先生)* * *          * *お食事中* *

勉強中 - コピー

堀川さん説明中 - コピー

薬膳料理では血行を良くして体を潤すお料理とスイーツをご紹介しました。

夏の旬の野菜や果物には、体のほてりをしずめて、こもった熱を冷ます物や潤いを与えてくれる物がたくさんあります。

食材も上手に選んで、暑さに負けず元気に夏を乗り切りましょう!

≪参加者の声①≫

50代・女性 教室参加4年目

脳梗塞が夏に発症しやすいということが興味深かったです。

食生活でも予防できそうなので、食材を選んで献立を考えようと思います。

いつも身近な食材で作れる薬膳料理を紹介してくれるので、大変参考になります。

≪参加者の声②≫

60代・女性 教室参加1年目

夏は「心」の季節。

心と脳は深い関わりがあるということが興味深かったです。人間の体は単独ではないんだな、と。

5年前、主人が脳梗塞になったのも6月。この季節は要注意ですね。

水分の中に潤い成分が大事なことも改めて重要であると感じました。

今月の薬膳料理も美味しかったです。早速、紅花のご飯を作ってみました。家族にも好評でした♪

*今月のお料理*薬膳料理

紅花入りご飯のスープかけ

スライス玉ねぎの手作りマヨネーズかけ

体を潤す白きくらげと桃のデザート

次回の漢方薬膳教室は暑い夏の間、2ヶ月お休みを頂戴して9月18(水)に『夏バテ(胃の不調)対策』というテーマで予定しております。多数のご参加をお待ちしております。