Archive for 6月, 2013

その他 :逆さまつ毛

土曜日, 6月 15th, 2013

逆さまつ毛が治りました。

6歳 男児

Before

6歳のかわいい坊やが家族の漢方相談について来られて、あまりにも目をしばだたせるので、お聞きしたところ全部逆さまつ毛で、今度手術をすることになっている、というお話でした。

お顔は白く、ぽっちゃりとしています。食欲はまあまあと言うことでした。

中医学の考えでは色の白い人は胃腸が弱いことが多く、肺経も弱いので風邪もひきやすい、という見方をします。

このお子さんも色が白く、ぽっちゃりしているというのは、筋肉が弱いことを示します。

逆さまつ毛になる、と言うのはまつ毛を下の方に引っ張る筋肉の力が弱いから、上の方に向いて、眼球を刺激して痛みを起こすのです。

食べたものが消化されて筋肉を作ります。胃腸の働きが弱いと消化吸収が弱く、丈夫な筋肉を作れません。

このことを説明して漢方の胃腸薬をお勧めしました。男の子旗

丈夫になるし、副作用もないし、苦くもない、と言うことで納得されて飲み始めました。

After

三か月後、逆さまつ毛も軽くなり、手術もしないで済み、とっても喜ばれました。

先生から一言

小さいお子さんが手術など、大変なことですし、筋肉が弱ければ、また再発と言うことも考えられます。

このように中医学の全身の関係を見る考え方は素晴らしいものです。

なんでも切ればよい、というものでもなく、手術、ということがあった時、待てよ、中医学ではどうだろうか?と一度相談されることも損ではないでしょう。

文責:薬剤師  国際中医師 植松 光子

その他 :ペットアレルギーに注意

月曜日, 6月 10th, 2013

ペットアレルギーに注意

犬を飼う世帯は全国で約900万、猫を飼う世帯は約550万。一般社団法人ペットフード協会がまとめた2012年度の推計値です。その中にはペットアレルギーで悩む人たちもいます。

ある64歳の女性は猫を飼って約40年になりますが、飼い始めて5年ほどたった頃、咳が出るようになり、ある朝、呼吸困難で目覚めました。気管支喘息と診断され、血液検査で猫アレルギーと判明しました。それでも飼い続け、今の猫は3代目。1日2回、吸入ステロイド薬を使いながら暮らしています。「飼わない方がいい事は重々承知しているが、私にとって猫とのコミュニケーションはとても大事」

アレルギーの原因物質は、犬の場合は上皮やふけ。猫だと皮脂腺の分泌物や唾液中のたんぱく質、上皮。ハムスターなどの齧歯類(げっしるい)は尿中のたんぱく質です。症状は目の痛みや鼻水、じんましん、湿疹に始まり、重くなればぜんそくや呼吸困難になることもあります。

病院で血液検査をすればアレルギーかどうか、ある程度わかります。用賀アレルギークリニック(東京)の永倉俊和院長によると、「陽性と出た人がペットを飼い続けると6人に1人、15~20%は症状が悪化する可能性があり、最悪の状況を考えれば飼うことは勧められません。」と話しています。

国立病院機構相模原病院(相模原市)の前田祐二医師も「陰性の場合でも、症状が実際に出ていたら飼うのはやめたほうがいい」と言っています。犬、猫

アレルギー症状があるのに飼い続けるとしたら、どんな点に気を付けたらよいか。永倉さんに聞きました。

犬はなるべく外で飼う。また、シャワーを浴びさせ、毛皮をきれいにすればアレルゲンを減らせるという。齧歯類はゲージの床材をこまめに交換するとよい。

猫のアレルゲンはどこにでもくっつく。取れにくく、掃除してもなかなか減らない。猫は寝室には入れない方がよい。アレルゲンが寝具にたくさん付着すると症状悪化の危険が高まるからだ。永倉さんは「アレルギー治療の原則は原因となるものを遠ざけること。」と話しています。

(朝日新聞2013年5月27日の記事より要約)

喜びの声36 フーナーテスト

金曜日, 6月 7th, 2013

喜びの声36!! フーナーテストがだめでも妊娠しました!

住所:川越市 イニシャル:S.T  年齢:37 性別:女性

☆今までの経緯は?

不妊治療でクリニックへ6ヶ月程通っていましたが、(タイミング療法)自然な形で妊娠したいと考え、漢方薬をはじめてみたいと考えました。インターネットで、ウエマツ薬局を知りました。

☆漢方薬を飲んで変わったところ、良かったところは?

30歳の頃から下痢になりやすく、お腹の調子がよくない事が多かったのですが、漢方薬を飲んで2ヶ月で下痢の症状がかなり良くなり、その後2ヶ月で妊娠する事が出来ました。漢方薬を飲み始めてから、体がとっても元気になった感じがします。今、妊娠4ヶ月でつわりもなく、順調です。

~悩んでいる方にひとこと~

漢方薬のおかげで妊娠できたと思っています。今では不妊でなやんでいる友達にも漢方薬を薦めているくらいです。

☆先生から一言
結婚3年たっても妊娠しなく、不妊治療を始められましたが妊娠しない、ということで来店されました。

下痢をしやすいということで、下痢と妊娠力を高める漢方薬で下痢も治り、フーナーテストも以前は0%だったのに良好になった、と思ったら見事妊娠しました。

中医学では胃腸がよい食べ物を吸収、消化して「腎」すなわち子宮卵巣の働きをよくし、ホルモンを作る、と考えます。

急がばまわれ。ホルモン剤だけを外から注射したり、飲んだだけではだめです。

それを吸収、消化できる丈夫な胃腸とホルモンをつくるよい食べ物が大事です。

漢方薬は自然の生薬です。体に優しく、飲んでいると、体全体が元気になります。

文責 薬剤師  国際中医師 植松光子

喜びの声36

妊婦

その他 :変形性ひざ関節炎

水曜日, 6月 5th, 2013

変形性ひざ関節炎の痛みが楽になりました。

69歳 女性

Before

いままで膝の痛みは全くなかったのですが、ウオーキングを頑張って1日12000歩、歩いた日から膝が腫れて、近所のウエマツ薬局で漢方薬を買って飲みはじめましたら、腫れは引いてきました。三日後、整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ、かなり変形性膝関節炎が進んでいて「いままで痛まなかったのが、不思議だ」といわれました。

「とりあえず鎮痛剤、と湿布薬、電気治療でやっていきましょう。また進んだらヒアルロン酸の注射を週一回の割合でやっていきましょう。運動は痛まない程度にやってください。O脚になっているので膝の内側に骨が出っ張ってきているのですよ。ももに筋肉をつけましょう」と言われました。

鎮痛剤はいままで蕁麻疹が出たことがあるので、断って近所の鍼灸院に行って針とお灸をやってもらいました。

After

その日はまだ膝は少し痛んだのですが、翌日はすっかり痛みはとれて、さっそく朝軽くウオーキングが出来てほっとしました。膝痛漢方薬は腫れを取る漢方は減って、足、腰を丈夫にする漢方薬に変わりました。

いままで痛みが出なかったのはウエマツ薬局の「歩き方教室」で膝を伸ばして姿勢をよくする歩き方を練習してきたおかげかしら、と思いました。真田先生有難うございます!!

これからも漢方薬と痛んだら針に行くつもりです。

年をとるといろいろ出てきてがっかりします。まあ、のんびり付き合っていくつもりです。

ありがとうございました。

先生から一言

東洋医学の治療は漢方薬と針、両方があります。

特に痛みがあるときは体を丈夫にする漢方薬と同時に痛みに即効性のある針治療を併用すると、早く効果がでます。

針はつぼに刺すので痛くはありません。指す位置は痛みのあるところだけでなく、全身のこっているところなど、体のバランスをよくする位置に刺しますので、体全体が調子よくなります。

お近くの針専門の経験のある鍼灸師にかかられるのをお勧めします。

文責 薬剤師 国際中医専門員 植松 光子

レッスン風景2ウエマツ薬局

歩き方教室の様子

くわしくはここをクリック→#mce_temp_url#

その他 :頑固なしゃっくり

月曜日, 6月 3rd, 2013

頑固なしゃっくりが消えました。

Before

大学病院からの紹介で、肺がんの手術をした後しゃっくりが止まらなくなり、苦しんでいる、柿のヘタを煎じて飲むように言われました、と患者さんの奥様が見えました。

患者さんの体質や、症状、舌の色など、ご本人がいらっしゃらないので、わかりません。

「とりあえず柿のヘタを煎じて飲んでいただいて、効果がなかったら今度ご本人が来られたらいらしてください」とお話しして柿のヘタをお渡ししました。

柿のヘタは、しゃっくりに効く民間薬としても、昔から飲まれています。

そしてこの方は柿のヘタだけを煎じて飲まれたのですが、2、3日して「全然効きません」とご本人が来店されました。綿毛たんぽぽ

見ると、真っ青な顔色で、痩せて元気がなく、とても冷える、便秘もある、とおっしゃいました。舌の色は真っ赤で苔がありませんでした。

冷える、便秘、舌の色を目標に腸の働きをよくして、潤す漢方処方と、

柿のヘタを一緒にのんでいただきました。

After

そうしたら飲んだら一服であんなに頑固で苦しんだしゃっくりがピタッと止まったそうです。

しかし時間がたつとしゃっくりが出てきますが、この漢方薬を飲むとすぐにピタッと止まるそうです。

来店は体力がなくて大変なので、自宅に来てほしい、というご希望でしたので、それからは1週間に一回訪問し、症状をお聞きし、舌の色を見ながら漢方薬を選んでさしあげ、それからはしゃっくりに悩まされることがなくなり、大変喜ばれました。

先生から一言

しゃっくりは横隔膜の痙攣(けいれん)です。手術のとき、横隔膜を傷つけたり、あるいは冷えからも起きます。

ある人は冷たい水を一気にたくさん飲んだ時からしゃっくりが始まり、2年間止まらなくなったそうです。

暑い季節、胃腸を急に冷やすと、横隔膜の痙攣を引き起こします。

冷たいものには気を付けましょう。

また漢方薬は体質、症状に合わせると効き目が出ます。単純に「○○に効く」と聞いてそれだけを買うのではなく、漢方をよく勉強した、薬剤師や医師に相談すると、的確な漢方薬が出て、早く治ります。

担当 薬剤師 国際中医師 植松 光子