
講師荒木重雄先生による不妊症の勉強会に出席してきました
8月21日 不妊症の第一人者 国際医療技術研究所 IMT Collegeの荒木重雄先生をお招きした勉強会に出席してきました。
勉強会は私たち日本中医薬研究会不妊症専門部会のメンバーの質問に答える、という形式でした。先生は回答のプリントを作るのに当日の朝5時までかかった、とおっしゃり、お人柄が感じられました。
質問のうち印象的だったものをあげてみます。
1:質問:タイミング療法で性交日をきめられることでED(勃起不全)になったり、下痢したり、帰宅が重荷になったり、といった訴えがあります。このようにならないようなタイミング指導法はあるのでしょうか?
答え:今までは排卵日まじかの性交をもつよう指導されてきました。しかし最近の研究では日を決めずに1週間2,3回の性交をもってもよい妊娠結果がえられる、と報告されています。なぜなら我慢して貯蔵しておいた精子より、新鮮で運動能力の高い精子のほうが妊娠力が強いと考えられるからです。
精子は女性の子宮内で数日間受精能力を保っているので、多少排卵日からずれても妊娠が出来るからです。
コメント:義務ではなく、“愛”が高まったときコウノトリが飛んで来るのでしょう。
実際当薬局でも日にちの計算から言って絶対出来るはずがない、といった方が妊娠される例は多々あります。
著書:不妊治療ガイダンス by 荒木重雄 医学書院
体外受精ガイダンス by 荒木重雄 医学書院
