アトピー :ステロイドを無理なくやめる方法
ポイント3:少し軽くなったらステロイド軟こうを徐々に減らす
- 雲南省の水掛け祭り

●ポイント1:ステロイドをやめたらアトピーが治るわけではない
ステロイドをやめたい、と思って、急にやめてしまって悪化して多くの方が生活を犠牲にして苦しんでいます。
しかし、ステロイドをやめたからアトピーが治るわけではありません。
ステロイドは麻薬ではないのです。ステロイドがやめられない、塗らないと悪化するのはアトピーが治っていないから悪化するのです。そのところを多くの方が勘違いしています。
また、「ステロイドをやめてこの健康食品を飲んで毒だしをすれば治ります・・・」などと言って売るつける業者がいます。毒など体内のどこにありますか?
それまでステロイドで押えていたアトピーが一度に悪化し、全身真っ赤になり、滲出液があふれ、かゆみで夜も眠れず、学校や職場にも行かれず、悲惨な生活を送らなければなりません。
生活や人生を犠牲にしてまで、ステロイドを急にやめる必要はありません。
確かにステロイドを何年も、何十年もつけていてもアトピーは治らない、それではやめてしまおう、と思われる気持も良くわかります。
しかし、前述したように、やめたからアトピーが治るのではないのです。
●ポイント2:中医学漢方をまず飲んでアトピーを軽くする
ステロイドをやめる前に中医の漢方で軽くすればいいのです。
まず中医学漢方を飲み、生活を正し、和食の粗食にしましょう。ケーキや、たばこ、辛い物をやめましょう。
そして正しい洗い方、スキンケアー、漢方の軟膏の塗り方をマスターしましょう。
まず2,3か月漢方と併用していけば、少しずつ止めていかれます。
ただ、顔の紅斑が目立つ人や皮膚の薄い人、使用期間の長い人は止めるまで6か月以上はかかります。
●西洋と東洋、両方の医学を上手に使いましょう。それが人間の知恵です。西洋のステロイドと中医学漢方、どれも人類の知恵の結晶です。悩みすぎないで希望を持つと早く治ります。悩みすぎると免疫細胞の働きが落ちます。治すのは「自分」ですよ!!
●ポイント3:少し軽くなったらステロイド軟こうを徐々に減らす
やめ方は、中医学漢方を飲んで、症状が良くなってきたら、1日2回を1日1回に、そして1日おき、3日おきと様子を見ながら減らしていきます。専門医に診てもらって、その症状にあった強さのステロイド軟膏をしっかり付けることが早くやめられるコツです。
顔にはなるべくつけないで、体のほうだけステロイドをつけていけば顔も落ち着く場合もあります。それでも顔のあかみ、かゆみがひどければ先にステロイドを2、3日つけてからプロトピックに変えると刺激が少なく済みます。プロトピックをしばらくつけて中医学漢方と併用していけばほとんど方がプロトピックもやめられています。
参考:九州大学 皮膚科教室 http://www.kyudai-derm.org/part/atopy/index.html
●ポイント4:ステロイドがやめられ、アトピーもよくなる。
ステロイドがやめられ、アトピーが改善されますと全身の皮膚は健康そうな丈夫な肌になり、人からも羨ましがられるくらい、つやつやの肌になります。
●ポイント5:皮膚科で保湿剤とステロイド軟膏は混ぜないで投与してもらう。
強いステロイドを保湿剤で薄めて使っている皮膚科医が2000年の調査で85%います。
ステロイド外用剤と保湿外用薬の重ね塗りの手間を省くためと混合により副作用を軽くするため、と考えられてのことです。しかし血管反応の実験ではワセリンで薄めた場合、副作用は軽くならないことが証明されました。
薄めて副作用が弱くなるなら、一種類の強力ステロイド外用剤だけでだんだん薄くすればすべての症状のランクに間に合ってしまうわけです。そういう考え方はおかしいことがお分かりと思います。
またO/W型乳剤性基材の外用薬と油脂性のステロイド外用薬の混合は水の層が分離し、指をいれることにより、細菌が繁殖することもわかりました。
ザーネ軟膏、ユベラ軟膏、レスタミン軟膏などすべてO/W型です。
(参考;日本薬剤師会雑誌 第61巻 第3号平成21年P61~63)
●ポイント6:ステロイドはポイント塗り、下地には「セ・サージクリーム」
副作用を起こさないためには、初めに保湿剤のみを塗ってから、ステロイドを点々とポイント塗りの方が良いです。
またステロイドを塗る時には副作用の予防に「セ・サージクリーム」を下地に塗ることをおすすめします。砂漠の果物沙棘(サージ)から作った「セ・サージクリーム」は活性酸素の害を防ぎ、皮膚粘膜を丈夫にし、しみ、しわ色素沈着の予防に優れた作用があるので、アトピーの肌の荒れに喜ばれています。天然の果物の良い香りがするクリームです。