Archive for the ‘いろいろな症状に’ Category

その他 :どうして冷たい飲み物はいけないの?

木曜日, 9月 25th, 2014

どうして冷たい飲み物はいけないの?

夏、暑い時氷の入った冷たい飲み物をグググッツと飲むと、気管から胃までひんやりして、生き返る気がします。

でも中国の漢方の先生方は、私たち日本人が冷たいものを飲んでいると

「死んでしまいますよ」と真剣に怒るかたもいます。

中国には冷たいウーロン茶はありません。必ず真夏でも熱い烏龍茶です。

だから中国人は丈夫なのです、と言われます。

なぜいけないのでしょう?なぜ丈夫なのでしょう?

胃の下には膵臓があります。膵臓からは多くの消化酵素が分泌されていますが、そのうちの一種のアミラーゼ、別名ジアスターゼはでんぷんを消化します。

酵素は38度~40度で働きます。ご飯やパン、スパゲテイーなど炭水化物は唾液でおおまかに消化されてでんぷんになります。

そして膵臓でアミラーゼがでんぷんを糖にします。糖は元気の元、エネルギーに変わります。

どうして冷たい飲み物はいけないの

このジアスターゼは大根などに含まれています。

古くからを食べるとき大根おろしをつけて食べると胃がもたれないと言う事から高嶺譲吉が発見しました。

酵素は38度~40度で働くのに食事中冷たい飲み物を飲んでいたら働けません。ご飯やパンを食べてもエネルギーに変わらず、逆に疲れさせてしまうのがお分かりになったと思います。

中国の人はご存じのように油を使った中華料理です。油の層が胃腸にしっかりついていて、しかも冷たいものをのまないで熱い烏龍茶で脂肪を溶かしてエネルギーにしているのですから、あんなにお腹の底から声が出るのでしょう。

hp様薬膳茶

私が習った北京中医薬大学日本校の60代の教授でさえも6時間ぶっ通しで授業をします。しかもすすめても、絶対に椅子に座りません。

ビールは「一口ビール」にしましょう。食事中のジュースはやめましょう。飲み物は熱いスープや汁物、お茶にすると、食べたものがよく吸収し、エネルギーになって体を大きくし、肌は丈夫になります。アトピーや花粉症の人には特におすすめします。

食間の飲み物は体温以上の水をゆっくりのどで温めて飲みましょう。慣れれば違和感はなく、逆に体調がよくなったことを実感しますよ。    参考「酵素の謎」鶴見隆史

植松光子

その他 :頑固な蕁麻疹が治りました。

月曜日, 5月 12th, 2014

頑固な蕁麻疹が治りました。

蕁麻疹63歳 女性

Before

2年前から蕁麻疹が出始め皮膚科に通っていますが、効き目が出ません。診断は慢性じんましんで暖房で赤く腫れてきます。

皮膚科の薬を飲んでいると出ないのですが、飲まないと2,3日で出てきます。

膀胱炎も頻発します。のぼせもあり、冷えもあります。


After

のぼせや、冷え、膀胱炎などの症状があるので、体全体を調和する漢方薬をのんでいただきました。

現在皮膚科の飲み薬を休んでいますが、蕁麻疹は週2回くらい出る程度に減り、ほっとされています。

入浴中も真っ赤になったそうですが、ならなくなりました。

担当 薬剤師 国際中医師 植松 光子

その他 :ひどいしゃっくりが漢方で消えました

金曜日, 4月 4th, 2014

ひどいしゃっくりが漢方で消えました

Before

胃もたれ、男性60代の男性が家族に付き添われて来店されました。待っている間中も「ヒック!!ヒック!!」とひっきりなしに大きなしゃっくりの音がします。もう1週間夜も昼も治らず疲れ切っている様子。冷えて下痢もしていて食欲もなく、胃が詰まって動いていないということでした。

しゃっくりは胃腸の働きと関係があります。

まず詰まっている胃を動かし下痢を治す漢方薬と身体をあたためながらしゃっくりによい漢方薬を2種類出しました。

After

飲んだ翌日からしゃっくりは減り、1週間で完全に消えて、下痢も胃も治りお礼に見えました。

もともと胃腸が弱いのでこれからは胃腸を丈夫にする漢方を続けます、ということでした。

よかったですね。


担当 薬剤師 国際中医師 植松光子

その他 :舌は健康のバロメーター

火曜日, 1月 7th, 2014

舌は健康のバロメーター

鳥,葉

皆様は、ご自身の舌を鏡でじっくりとご覧になった事はありますか?

漢方では、「舌」は、その人の体質やそのときの健康状態を映し出す鏡であると、

考えられています。


そこで今回は、舌についてお話いたします。

漢方では、望診と呼ばれる見ることを主体とする診断方法があります。

その中に、舌診があり、舌を観察して体や内臓の状態を調べます。


鳥,葉 2具体的には、主に次の3種類を見ます。

①   舌の色

②   舌の形状

③   苔(こけ)の色や状態


舌の色は、体の寒熱の目安となります。

健康な人はピンク色ですが、体の中に熱がこもっている人は赤くなる傾向があり、

冷え性や貧血の方、エネルギー不足の人は、薄く白くなります。

紫色の人は、血の流れの悪い方(瘀血)に多く見られます。

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左写真:正常な舌    右写真:黒い苔の舌


形は様々です。

はれぼったくて歯形の痕がある人は、疲れやすく、元気がなかったり、または胃腸の弱い人に多く見られます。

鳥,葉

苔は体の中の余分な水分(湿邪)の表れとして、反映されます。

健康の人は、薄い白色で潤った状態ですが、苔が多い人は、余分な水分の蓄積が起こり、あるいは消化機能の低下(食積)に原因がある場合が多いですので、飲みすぎ、食べすぎには注意しましょう。


なお、舌診は例外もありますので、詳細は専門家または当薬局までご相談下さい。


文責 薬剤師 小野和男

その他 :膀胱炎

月曜日, 11月 25th, 2013

膀胱炎が起きなくなりました。

64歳 女性

Before

2、3年前から頻繁に膀胱炎が起きるようになり、菌はあったり、なかったりで残尿感と痛みは常にあります。冷えて夏は冷房で痛くなります。トイレも近く1時間に1回は行きます。不安になって眠れなくなる日もあります。

近くのウエマツ薬局さんに行き、相談に乗ってもらいました。心配になるとトイレにいきたくなるので、不安を取って膀胱炎によい漢方と、体が温まる漢方のおいしいシロップと膀胱炎になったら飲む漢方薬の3種類が出て飲み始めました。

2秋、木

After

20日間飲んだら眠れるようになり、不安感が取れました。膀胱炎の症状がでたので

その漢方薬を飲んだら楽になりました。

まだ飲み始めて間もないのですが希望が見えてきました。

その他 :温度差アレルギー

金曜日, 10月 25th, 2013

温度差アレルギーが軽くなりました。

69歳 女性

Before

女性、咳

今年の秋口から朝、ちょっと涼しいとくしゃみと鼻水がひどくなり、マスクが離せなくなりました。

鼻水ばかりかんでいるので、鼻の粘膜がひりひり乾いて痛くなったので、市販の鼻水の薬を飲んだのですが、だるくなっただけであまり効きませんでした。

慢性になって鼻水が止まらなくなった知人を思い出して、心配になりました。

そこでほかに何かないか考えていましたら、友人に紹介されたので、漢方のウエマツ薬局に行きました。

After

そこで冷えと鼻水に効く漢方薬を出してくれました。

のんだらその日は劇的に効いて全然鼻水が出ませんでした。しかし翌日はまだ少し出るので冷たい水で漢方薬を飲まないようにして、暖かいお湯で飲んだら効きました。

さらに部屋を暖めるようにしたらずいぶん楽になりました。漢方を飲むと体が温まるような気がします。

担当 薬剤師 国際中医師 植松 光子

その他 :健康を支える3本柱

金曜日, 10月 18th, 2013

健康を支える3本柱

木カラフル中医学(漢方)では、健康な体を支える3本柱を「気・血・水」と考えております。「気」は目に見えない生命の基本エネルギー。元気・やる気・気力と云うように、体全体を動かすおおもとの力です。「血」は体全体に酸素・栄養・ホルモンなどを運ぶ働きをするもの。「水」は体中の細胞や組織を潤す水分の総称です。

この「気血水」がバランスよくスムースに流れている体は健康ですが、バランスが乱れると、生活習慣病・婦人病・アレルギーなどの病気を引き起こす原因になります。中医学では、「よくその人を見て・よく話を聞いて・舌を見る」ことにより、気血水のバランス状態を総合的に把握して、その人に合った食生活と漢方薬のアドバイスを致します。自分の悩み・症状を遠慮せずに相談することは早い治療に結びつきます。


文責 北京中医薬大学日本校理事長  ウエマツ薬局 植松 捷之

その他 :季節の変わり目の体調変化

月曜日, 10月 7th, 2013

「季節の変わり目は体調変化に要注意」

鼻かぜタロウ君「お母さん、何だか風邪引いたみたい?」

お母さん「だからお腹出して寝るのはやめなさいと言ったでしょ!」

朝晩の急な冷え込みで皆様のご家庭では体調を崩していませんか?この時期は、風邪を引きやすい、喘息・アトピー・鼻炎などアレルギー症状などが悪化してしまう季節です。

そこで季節の変わり目を漢方で考えて見ます。この変わり目の不調の主な原因を漢方では「体のバリア機能の衰え(衛気虚)」と考えます。

漢方では、「衛気」という言葉があります。体の表面を守っている防衛ラインのことです。この衛気は人によって、強い・弱いがあります。風邪などの病邪は体の皮膚から侵入して発病すると考えますが、衛気の弱い人はこの病邪を防ぐことが出来ず、風邪をこじらせてしまいます。

また、衛気は体温調節を行って体表をしっかりとガードしていますが、衛気の弱い人は激しい気温の変化により体温調節ができずにガードが崩れてしまい、病邪が皮膚から侵入して発病します。衛気の弱い方は、ぜひ衛気を鍛えて風邪に負けない体を作ってください。直接鍛えるには、乾布摩擦はとてもよい方法です。

また、適度な運動やヨガ、気功、太極拳、呼吸法などもよい方法です。水泳もよいのですが、冷え性の方は注意が必要です。衛気虚などの気虚体質の多くは、冷え性です。冷えのある方はなるべく体を温めて消化機能を高める食材がいいです。生ものは控え、火の通った根菜類、豆類などの食事を多く摂りましょう。それでも不調の方は、いよいよ漢方薬の出番となります。ご相談下さい。

文責;薬剤師 小野和男

その他 :だるくて辛い疲労感

火曜日, 9月 17th, 2013

だるくて辛い疲労感が大分減りました。

女性 38歳

Before

女性、悩む2ヶ月程前からお腹が痛くなったり、食欲がなくなったりし始めました。

この頃はひどくだるくて、息切れがするし、力が抜けてしまう感じもします。疲労感がとても強くて、職場では朝の仕事の前にうたた寝をして、疲れを取ってからでないと仕事が始められません。

夕方まで体がもたなくて、午後になるともう家に帰りたくなってしまいます。足の浮腫みも気になるし、アイスクリームを食べるとすぐに下痢します。生理の日数も量もすごく少なくなって来ました。あちこち悪くなってきて不安になり、漢方のホームページを見てウエマツ薬局に行ってみました。

After

出してくださった漢方薬を飲んだら、辛かった疲労感が大分減りました。お腹の調子も良くなり、足の浮腫みやだるさも減っています。仕事前のうたた寝もしなくて平気になりました。食欲も出てきたし、アイスをたべても下痢をしなくなりました。生理も少し増えて来ました。早くよくなって、ほっとしています。

コメント

この方は胃腸の元気不足のせいで、湿度の高い季節になってからとても不調になり、むくみや下痢も起こすようになりました。同じ様に胃腸の元気不足が続いたために血も足らなくなって、生理まで少なくなっていました。胃腸の元気と血を増やす薬で水分代謝も良くなったので、浮腫みもとれて体力もついて来ました。これからは冷たい物は控えた方が早く良くなると思います。

担当 薬剤師 国際中医師 掛上敦子

鼻炎   :鼻茸

月曜日, 9月 9th, 2013

鼻茸が手術をしなくても消えました。

77歳 女性

コスモスBefore

肥厚性鼻炎で、風邪をひくと鼻が詰まり、鼻水はねばねばして色がついています。特に左の鼻は完全に詰まっています。10年前に鼻茸を取る手術をしたのですが6年前に再発して鼻茸が出来、また手術を勧められています。

After

講演会で植松の漢方の話を聞いて来店されました。舌の色や便通の具合をお聞きして症状に合った漢方の煎じ薬をお出ししました。半年くらい飲まれて病院へ行きましたら、鼻茸が消えていて、手術をしなくてもよくなりました。とっても喜ばれたのが、印象に残っています。

その後もまた鼻茸が再発しないよう、鼻のお薬と、便秘もひどく腰も痛いので両方に効く漢方薬を16年間飲みつづけられました。95歳になられて天寿を全うされました。その間、自営業をされていたので、最後に入院されるまで元気に店頭に立ってお客様の相手をされていたそうです。

コメント

鼻茸は慢性副鼻腔炎アレルギー性鼻炎と関係が深く、症状としては、左右どちらか、あるいは両方が鼻づまりの状態になります。ひどくなると鼻で息が全くできなくなったり、鼻の穴からきのこのような形の鼻茸が顔を出すこともあります。また匂いを感じる神経を圧迫することで、嗅覚が鈍くなったり、匂いを全く感じなくなることもある病気です。ひどくなると手術で取り除きます。

この方もかなり大きくなっていて手術をすすめられていましたが漢方の煎じ薬を飲んで消え、その後16年間一回も再発しませんでした。

また漢方で腰の痛みや便秘を治していたので、ずっとお元気で、いつも髪の毛をきれいに結っていられて、忘れられないお客さまです。

担当 薬剤師 国際中医師 植松 光子